ここでは、子ども用のApple IDを作って家族で情報を共有する手順について説明します。
小学生でも自分用のスマホを持っているなんてことが割と珍しくない昨今。
新品はさすがに・・・というご家庭でも、自分が使っていたスマホをお古として子どもにあげるということはあるのではないでしょうか。
そんな時、自分のアカウントが使われたままのスマホを子どもに渡すのって抵抗がありませんか？
勝手にメールアドレスが使われたり、有料のアプリを購入してしまったりしたら困りますよね。
子ども用のアカウントを登録して利用したいところですが、iPhoneの場合は13歳以上でないと自分でApple IDを取得することができないようになっています。
じゃあ13歳未満の子にスマホを持たせない方が良いってこと？と思いますが、その心配は必要ありません。
実はiPhoneには「ファミリー共有」という機能があり、そこから子ども用のApple IDを作成することが可能です。
13歳未満の子のアカウントを作るとともに、情報を共有して危険なサイトからお子さんを守ることができる便利な機能ですので、この機会にしっかり覚えておきましょう。
ファミリー共有でできること
子ども用アカウントを作る前に、ファミリー共有を設定しておくとどんな情報が共有できるのかを以下にまとめました。
購入コンテンツ
ファミリー共有を設定している人の購入したアプリ・音楽・映画・ブック・テレビ番組などを共有できます。
ファミリー共有中の購入については、全て管理者のところに請求がくることになります。
例えば、子どもが自分のスマホで有料のゲームを購入した場合、管理者である親のスマホに「子どもが○○のゲームについて△△円での購入を希望しています」といった通知が届きます。
その際、親は購入を拒否することができるので、知らない間に子どもが課金をしていて後日高額な請求が届くといったトラブルを避けることができます。
Apple Music
ファミリープランへ加入することでApple Musicの音楽を家族で共有することができます。
ファミリープランの請求も管理者のところに届きます。
最初の3カ月間は無料ですので、お試しでやってみても良いかもしれませんね。
iCloudストレージ
iCloudの容量を家族で共有することができます。
月400円で200GB、月1,300円で2TBとなっており、こちらの請求ももちろん管理者のところに届きます。
容量の共有のみなので、お互いが保存している写真などのファイルを見ることはできません。
位置情報
位置情報のファミリー共有を設定している場合は、スマホを持った子どもが現在どこにいるのかを把握することができます。
また子どもがスマホを紛失したり盗まれたりした場合でも、親のスマホから探し出すことが可能です。
スクリーンタイム
子どもがスマホを使用できる時間や、アプリの制限などを決めることができます。
スクリーンタイムについてはこちらの記事をご覧ください。
リンク：子どもが触っても安心！スクリーンタイムの設定方法
手順1.ファミリー共有設定を起動しよう
まずは子ども用アカウント（Apple ID）を作成するためにファミリー共有の画面を開きましょう。
1）ホーム画面から「設定」をタップします。
ホーム画面のどの位置に「設定」があるかは人によって違いますが、iPhoneであれば必ずありますので探してみてください。
2）画面上部の自分のアカウントをタップします。
3）「ファミリー共有を設定」をタップします。
4）「今すぐ始める」をタップします。
ファミリー共有の画面が開けましたね。
5）「スクリーンタイム」をタップします。
どれをタップしても子ども用アカウント（Apple ID）を作ることができますが、スクリーンタイムから進むのが手っ取り早いのでここではスクリーンタイムを選択しています。
手順2.子ども用アカウント（Apple ID）を作ろう
ではここからは子ども用アカウント（Apple ID）の作成に進んでいきます。
少し手順が多いですが、頑張って登録しましょう！
1）「お子様用アカウントを作成」をタップします。
2）「次へ」をタップします。
3）子どもの誕生日を選択して「次へ」をタップします。
4）同意書に目を通して「同意します」をタップします。
同意書の控えが欲しい場合は「メールで送信」をタップして送っておきましょう。
5）クレジットカードのセキュリティコードを入力して「次へ」をタップします。
入力するのは自分のアカウントに登録してあるクレジットカードのセキュリティコードです。
6）子どもの名前を入力して「次へ」をタップします。
7）子どものアカウント用のメールアドレスを決めて「次へ」をタップします。
すでに誰かが使用しているメールアドレスは登録できませんので注意しましょう。
8）子どものアカウント用のパスワードを入力して「次へ」をタップします。
パスワードは忘れないように必ず控えておきましょう。
9）質問と答えを選択して「次へ」をタップします。
質問は「質問を選択…」の部分をタップして、いくつかの候補から答えやすいものを選択しましょう。
答えは「答えを入力」の部分をタップして、選択した質問に対応する答えを入力しましょう。
質問は全部で3つありますので、質問と答えを決めて「次へ」をタップするという操作を3回繰り返します。
質問の例はこんな感じです。（3回とも異なる一覧が表示されます。）
10）利用規約をよく読んで「同意する」をタップします。
3つの質問に答えると、iOS・iCloud・Game Centerの利用規約が表示されます。
11）「同意する」をタップします。
12）次の利用規約もよく読んで「同意する」をタップします。
最後にiTunesの規約が表示されます。
13）「同意する」をタップします。
14）iCloudのパスワード入力して「OK」をタップします。
ここで入力するのは先ほど設定した子ども用のアカウントではなく、自分のアカウントのパスワードですので注意しましょう。
15）子ども用アカウントの取得が完了しました。
スクリーンタイムの設定を行う場合は「続ける」、そうでない場合は「後で行う」をタップします。
16）ファミリー共有ができていることを確認します。
子ども用のiPhoneに作成した子ども用アカウントでログインすれば完了です。
さいごに
13歳未満の子どもにiPhoneを持たせる場合は今回の方法を使ってアカウントを取得してあげましょう。
13歳以上であれば自分でアカウントを作成することができるので、子ども用のiPhoneから直接Apple IDを作成できます。
その場合でもファミリー共有だけは設定して、何かあったときは親のiPhoneから確認できるようにしておくことをオススメします。
安心安全に楽しいスマホライフを送りましょう♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
